こんばんは。いよいよ2000年代前半の振り返りも今日で一旦ラストです。
なんとなく今聴いてもかっこいいと思えるものを...といった視点でレコ棚を引っ張り出してみましたが、いかがでしたでしょうか。
リアルタイムで聴いてた人にとっては、そこまで珍しい盤はなかったかな?
とはいえ、2000年代前半のレコード(特にHIP HOP)って、持ってはいるけどしばらくレコ棚で眠ってしまって聴いてない...なんて方、多くないですか?
自分は正にそんな感じで、ふとしたきっかけで2000年代前半振り返りを思い立ち、ご紹介しながら改めて過去の再評価じゃないですけど、一過性で終わっていない2000年代前半のタイトルは何か、今の耳で再確認することができました。
DillaやSlum Village、DOOMやSTONES THROW関連などなど、今でも頻繁に名前の挙がるアーティストの作品はなるべく避けたつもりです。
リアルタイムで聴いてきた皆さんには思い出すきっかけに、リアルタイムで聴いてきていない皆さんにとっては少しでも参考になれば幸いです。
というわけで一旦最終タイトル。こちらはDJの時もラスト1、2曲でよくかけてた1枚です。
Hocus Pocus "Du Sable Sur Les Paupieres" (2005年)
DMC世界一のC2Cの20SYL率いるフランスの生JAZZ HIP HOPバンド、HOCUS POCUSによる12インチ。
いわゆるド真ん中JAZZY HIP HOPといった感じで、(良くも悪くも)当時を象徴するような小洒落た音楽性ではあるんですが、バンドの割にしっかりHIP HOPなバランスで鳴らしてきます。ROOTSの初期よりはよっぽどHIP HOPなバランス。あ、ROOTSの初期はめちゃくちゃ好きなんですけどね。HIP HOPよりJAZZ FUNK感が強い音楽性という意味で。
そしてこの曲に関して言いますと、プロダクション云々というより完全にこのループが好みなんです。
あったかくてちょっと切ないこのループにズキュンとやられて、DJの際には一晩のラストを飾ったり、家でのんびりしている時間に聴いたりと、今でもふとした時に聴きたくなるくらい好きです。
正直言うと、Hocus Pocusはこの曲以外あんまり好みの曲はありません 笑。
トータルではあまり好きではないアーティストの隠れた良曲が、意外性も手伝いながら大切に思えてしまう、そんな感じの1枚です。
よかったら聴いてみてください。
ちなみに12インチに収録されてるインストも最高です。
ではでは。
HISAYA
#音楽日記 #RammersLabel #HIP HOP